渋滞に巻き込まれると、「いったい先頭はどうなっているんだ!」って、思いますよね。
けど、いつの間にか渋滞が解消して、結局渋滞の原因がわからなかったみたいなことってありませんが?
渋滞発生の仕組みについての科学的な研究は、各方面で色々と行われています。
管理人が色々と調べた結果を、なるべくわかりやすく説明します。
【通行を遮断することによる渋滞】
・事故・工事渋滞
道路で事故や工事があって、自動車の通行が妨げられると発生します。
それらが終わるまで、渋滞は解消しません。
・信号・交差点渋滞
信号や踏切、交差点で車の通行が遮断されると、そこを起点に発生します。
【交通の集中による渋滞】
・自然渋滞
その名の通り、自然に発生する渋滞です。
走行する自動車の台数が多くなってくると、自動車同士の車間が狭くなってきます。
その状態で、一部の自動車の速度が遅くなると、追突しないように後続の車が次々とブレーキを踏みます。
すると、完全に停止する自動車が出てきます。こうなってしまうと、後続の車も次々と停車します。これが自然渋滞です。
渋滞の発生をシミュレーションできるソフトがあります。面白いです。
⇒Microsimulation of road traffic
※車の数、トラックの割合、最高速度などをいろいろ変えて、渋滞の状況がどう変わるか確かめてみてください。
橋やトンネルでは交通が集中するため、自然渋滞が発生しやすいです。
一部の自動車の速度が遅くなる原因には色々あります。「坂道での減速」という面白い原因もあります。東名高速道路の綾瀬バス停は渋滞の名所として有名ですが、バス停付近のゆるやかな上り坂を通過する際、運転者がのぼり坂に気づかず、減速してしまうのが渋滞の原因になっています。
・見物渋滞
事故現場の横を通過する時、事故の様子を良く見ようと、運転手が走行スピードを下げます。
そこを起点に、渋滞が発生します。
2006.10.25
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